伊藤博之事務所ブログ

秋田県能代市の司法書士/行政書士 伊 藤 博 之 です。令和3年には『土地家屋調査士』も登録。人口減少率日本最大の地方を舞台に、士業のONとOFFを綴るブログ!

百里を行く者は九十を半ばとす

早いもので12月に入りました。

 

師走です。

仕事以外の業務でも、税務署等の役所に提出する書類が増えてきて、

忙しい時期ですね。

 

近所の友人(同級生)で社会保険労務士行政書士を営む佐藤義実君とは、

年に一回程度、一緒に登山をしていますが、

 

今年は白神山登山に行こうとしましたが、計画倒れ、

さらに青森・西目屋村から「暗門の滝」ハイキングを計画、

実際に行きましたが、雨で通行中止と…

来年に課題を残しました。

 

彼は、いつも山頂が近づくにつれ、

『百里を行く者、九十を半ば(なかば)とす』と連呼します。

(下山の時もですが…)

 

 

そのおかげで気を緩めずに、最後まで登山できます。

 

「100里を行く者は、90ぐらいで半分だと思え」という

意味だと思いますが…

 

 

そのことわざの理屈でいきますと

12月に入ったとしても、今年の60~70%ぐらいが終わった、

と思えばいいのか…

 

そんな感覚でいると、あっという間に

今年も終わってしまうかもしれません。

 

とにかく気を緩めないでしっかり一年を終えたいものです。

 

 

さて、話しは変わって、当事務所の近く、芝童森交差点にあった

ツタヤ能代店が11月に移転してしまいました。

 

時間が空いた時、歩いてよく行ってたのに

遠くに離れてしまいました。残念です。

 

跡地がどうなるか…

知っている方がいましたら教えて下さい。

 

 

ツタヤの移転オープン記念で旧作のレンタルDVDが安かったので、

連続ドラマのDVDを借りて見ました。

 

風のガーデン』という倉本聰脚本のドラマです。

主人公の中井貴一が45歳という設定でガンに侵されるというものでした。

中井貴一の父親役の緒形拳が非常に良かったのですが…

 

このドラマの収録後、放送前に亡くなられたのですね~。

 

7年前のドラマのようですが、当時なぜ見なかったのだろう。

 

主人公の年齢が45歳ということで、他人事でないように

見てましたので、逆にちょっとつらかったです。

 

が、いいドラマでした。

 

娘の受験が無事終了

タイトルにも書きましたが、高校三年生の娘の受験が無事終了しました。

 

本人の希望の大学に合格できました。

 

AO入試という昔にはなかったような試験で、

一般受験よりも早い時期に決まりました。

(AO入試という言葉が、最後までOAと混同して

覚えられませんでしたが…)

 

 

来年4月からは子どもも親もとを離れますので、

『親としてさみしいのでは?』と言われることもありますが、

 

私としては、早く自立してほしい

早く自分で稼ぐ立場になって、

一人前になってほしい…

 

といったところが本音です。

 

 

娘の友人でも、就職する人や進学が決まる人が出てきていますが、

昔に比べると今の若い人は、

本当に自分の将来について真剣に考えているなぁ

と感心してしまいます。

 

 

高校卒業時の私なんて、椎名誠の小説を読み漁って

理系の大学に進んだのに、

『将来は物書きもいいなぁ』

なんてのんきに考えてました。

 

 

娘に対して、あと4、5年は金銭的に援助が必要ですが、

最近までよく目にしていた、このCMのようにならなければいいのですが。

なんか妙にリアリティーのあるCMです。

 


三菱UFJ信託銀行 テレビCM「資産運用篇」 主な出演者:中井貴一、真田広之、柳沢慎吾 ...

 

 

今年の業務で増加していた案件

司法書士行政書士の相談会等も終わりましたので、

ようやく落ち着いた週末を迎えられたぁ~、ということで

先日、青森の『暗門の滝』まで車で行ってきました。

 

あいにくの雨でしたが…

 

藤里町の太良峡(だいらきょう)、釣瓶落峠(つるべおとしとうげ)を

通って、青森県西目屋村に行きました。

 

 

青森県側に入っていって驚きました。

 

まず、『暗門の滝』につながる青森県の道路が整備されており、

さらに『暗門の滝』も現在は観光地として整備され、

白神山地の登山(ハイキング)を楽しむ場所として、

観光バスが何台もとまっていました。

 

関西弁を話している登山者もいましたので、全国から

青森県側の)世界遺産白神山地に来ているのでしょうね。

 

青森県の商魂、恐るべし~

秋田県は完全に負けている感じがしました。

 

景色では藤里町の太良峡、釣瓶落峠の方が圧巻でした。

紅葉と自然の迫力が見られました。

写真ではなかなか伝わりませんが…。

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太良峡、紅葉と山と崖下には藤琴川の源流が流れています

 

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釣瓶落峠 中国のへき地に来たような景色が広がっています

 

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がろうの滝 当日は雨のため水流が普段より激しいものでした

 

 

さて、もうすぐ1年の12分の10が終わろうとしています。

 

今年は、

相続放棄』の案件の増加

『空き家問題』『空き家問題対策』の相談増加

が顕著でしたし、

相続の登記手続き等にからんで、

相続税』改正によって相続税を課税される人が

増えてきたような感じでした。

 

『空き家問題』はこれから一層、深刻になっていきますので、

法律や課税の制度も変わっていくのではないでしょうか。

 

大きな問題になっていくと思います。

 

 

民法改正はどこへ…

着々と年末に近づいています。

 

怖いぐらいのスピードで…

 

時間を止めたくなります。

 

 

先月とか安保法案改正の是非で大盛り上がりしていましたが、

あれ?

民法改正ってどうなったんだっけ?

 

と、ふと疑問に思いました。

 

120年ぶり民法改正の法案が成立したとか、

民法改正でこれからいろいろ変わるよ~、

といった報道が全くないのはナゼか?

 

調べてみたら(調べてもなかなかでてきませんでしたが)、

この前の通常国会で成立していなかったんですね~。

 

それこそ安保法案を先回して成立させたんですね。

 

 

もうちょっと各党協力するところは協力して、

決めるべきところはスピーディーに決めてもらわないと…

民法の改正を成立させる前に、また改正を改正させたり

しないといけない事態にならないか心配です。

 

ということで、民法改正は先送りされましたが、

忘れないように勉強だけはしておこうと思います。

↓ 司法書士がやさしく解説してくれているこの本で。

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この本の執筆者の一人は男鹿市の齊藤幹先生なんですね~。

10月 相談会の季節

 

暑さも急激に和らぎ10月を迎えました。

先日の十五夜もキレイでしたね~。(写真はありませんが…)

 

10月は、行政書士会と司法書士会の相談会に参加予定です。

 

10月10日(土)行政書士無料相談会

午前10時~午後3時

於:能代商工会館

 

10月17日(土)司法書士法の日相談会

午前10時~午後3時

於:イオン能代店 3階イオンホール

 

行政書士の相談会は午前中参加、

司法書士の相談会は終日の参加を予定しております。

 

今週の3日(土)は、能代高校の創立90周年記念の講演会

池上彰氏を迎えて行われる予定で、

そちらに私も生徒の保護者として参加予定です。

 

個人的に土曜日の予定が目白押しです。

 

 

昨日は、平成27年度司法書士試験の筆記試験の合格発表日でした。

秋田受験地での合格者は一人だったようです。

 

全体でも706名とか。

受験者、合格者とも減ってきています。

司法書士業界も斜陽産業ですか…

 

秋田受験地で合格された方は1名ですか?

1名だと県内に同期合格の人がいないので寂しいですね~。

 

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先日、東京の三田にある慶應義塾大学を訪れる機会があり、

憧れの福澤諭吉の銅像を拝めました。一万円の人ですね。

 

「一身独立し一国独立す」

 

福澤諭吉の「独立自尊の精神」で私も頑張ります。

 

同期の司法書士開業(たぶん)

 

9月に入りました。

今年の残り4ヶ月も忙しく、そして

ミスのない月日にするよう頑張ります。

 

 

さて、司法書士の合格年度が同期であるKさんが、

東京でのおつとめを終え、

秋田市駅東口に程近い自宅横で開業したらしい…

 

『開業する』とは聞きましたが、

まだ『開業した』との報告がないので。

実際、開業したのかあやしいところではあります。

 

Kさんの言動をいつも「さけのさかな」にしていましたので、

秋田Uターン&開業はとってもうれしい便りです。

 

あっ?開業祝いを送るのを忘れていました…

 

 

 

オリンピックの公式マークをデザインした佐野さんのおかげで、

ブログの写真等が勝手にコピーされ流用される危険性が

指摘されていますが、

 

当ブログの写真をどうしても使いたい、という方はご一報下さい。

反社会的な活動の方々以外であれば、基本オッケーいたします。

 

と言いながら、今回の記事には写真がありませんでした。

失礼しました。

 

相続放棄の案件が増加中(当事務所比)

 

なついあつがつづいております…(誤植だ…)

 

暑すぎて頭がまわらないので、事務所の方はクーラー入れて

業務に支障が出ないようにしております。

暑すぎると忍耐力が奪われてミスも増えますので。

 

市役所の税務課に行きますとクーラーなしで非常に暑く、

(これは事務仕事をするような環境でないと毎度毎度、思います)

クーラーを入れた場合の電気代と

クーラー入れない場合の業務の質・量の低下などを比較すると、

クーラーを入れないという選択肢はありえない、と私は考えますが、

未だに、市役所ではほとんどクーラーなしですよね。

 

前年踏襲、前例踏襲の慣例がいつまでも続くんですかね~。

時代は酷暑に変わってるんですけど…

 

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8月初旬の司法書士同期の集まりで岩手に行った際に撮影

小岩井農場の一本桜と岩手山の奇跡の一枚。雲が無ければバックには岩手山がクッキリと(泣)。

 

 

では、仕事の話しを。

 

今年に入りまして、「相続放棄」の仕事がず~~~っと続いています。

 

相続放棄」というと、単に親の財産を相続しないこと、と考えている方

もいますが(その場合は「相続分の放棄」と言ったりしますけど)、

法律上の「相続放棄」は、自己のために相続の開始があったことを知った

ときから3ヶ月以内に、亡くなった方の住所地の管轄の家庭裁判所

対して相続放棄の申述をし、受理されると相続の開始にさかのぼって

相続人とならなかったものとみなされる手続きです。

 

亡くなった方に債務が多い場合や、債務がありそうな場合に手続きする

ケースが多いです。

 

 

今年の初めから、「相続放棄の申述」の手続き依頼があり、その関係の

仕事がけっこう長引きながらも終わったところ、それから途切れること

なく現在まで次から次へと手続きしております。

 

申請先も能代、秋田、大館、さらに他県まで…

 

申請すると、裁判所から申請の経緯を尋ねる照会の通知が来るのですが、

なんと、秋田、大館、能代で全く違う形式の照会が来ることが判明しました。

 

面倒なので、統一してもらいたいところです。

 

特に、秋田の家庭裁判所の照会通知は、一般の方にとっては非常に

わかりにくい内容のものでした。

この前は、高齢で遠方の方が申請人でしたので、内容を電話で説明して

理解してもらうのに難儀しました。

 

 

さて、なんで相続放棄の案件が増えているのか?

 

心当たりがあるとすれば、次のことが考えられます。

 

各地域で空き家が増えてますので、

役場の税務課が倒壊しそうな空き家の所有者が亡くなっている場合、

その相続人を調査して、空き家をしっかり管理して下さい、

解体するなら解体して下さい、

といった相続人への通知がけっこうされているようなのです。

 

空き家を解体するにも解体費用がかかりますので、

相続人の第一順位の子や孫が不動産(最近は負動産とも言います)を

管理していきたくないので相続放棄をし、

(相続人の第二順位である死亡した人の親や祖父母は亡くなっているケースが多いので)

次順位の相続人として、亡くなられた方の兄弟姉妹又はその子が

相続人になっている、場合によっては、第一順位の相続人が

相続放棄したことを知らないため、自分の知らない間に相続人に

なっているケースがあり、

空き家の解体費用や売れない不動産を引き継ぎたくないため、

慌てて「相続放棄」をする、といった事例が増加している気がします。

 

 

管理されていない空き家数も急増してますので、それに比例して

相続放棄案件もまだまだ増えていくのかもしれません。